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FP(ファイナンシャルプランナー)が教えるお金に関するあれコレ

‘教育費について’ カテゴリーのアーカイブ

学資保険って、いくら入ればいいの?(2010年)

※家計を守る鉄則3カ条(2010.6.2 第26号)より

子ども手当の支給も始り、将来の教育費の準備のためのご相談をいただくことが増えています。そんなときに、よく聞かれるのが「学資保険っていくら入っておけばいいんですか?」ということです。

わたしは学資保険より、より保障が高くなる終身保険での積立をお勧めすることが多いのですが、その額の決め方はライフプランを立ててみないと何とも言えないというのが本音です。

ただ、当メルマガをお読みいただいている方で、ライフプランは特に立てていないという方もいらっしゃるかと思いますので、基本的な考え方と必要な積立概算額をお話します。

まず、高校卒業後に4年制大学に行くとして、大学4年間の費用がいくら必要かを考えねばなりません。

しかし、私立大か国公立大か、文系か理系か、自宅通学か賃貸か・・・。他にもお子様が在学中にアルバイトをするのか、お小遣いを渡すのか・・・。

という具合に、予想される状況により、必要な資金額は異なりますので、説明の前提条件として、私立文系4年制に自宅から通い、アルバイトをしないことも想定し、学費や交通費以外に、学生生活に必要な資金も用意しておくものとします。

そうしますと、4年間で必要な資金は約700万円です。

そして、次に最も重要なことなのですが、お子様が19~22歳のときに収入の主となるご両親(今回はお父様とします。)の年齢です。

というのは、現在の日本の社会においては、一般の会社員の場合は、60歳で退職金をもらい、その後は再雇用や再就職となり、大きく年収が下がります。

ですので、お父様が60歳の時にお子様が何歳かが教育資金の準備においては最も重要です。

では、教育資金の積立必要額についてです。

もし、お子様が19歳の時に、お父様が60歳を超えている場合は、700万円全額の準備が必要だと考えます。

また、お子様が22歳の時に、お父様がまだ60歳に達していない場合は、ある程度の収入が見込めると想定できるなら、年間100万円はその時にその時に拠出するとし、300万円の準備が必要だと考えます。

つまり、お子様が在学中にお父様が在職中なら年間100万円は拠出できると考え、残りを学資保険や積立などで準備しておくと考えるのがいいのではないかと私は考えます。

ご参考になさってください。

教育費について

(2010年6月2日更新)

教育資金積立 VS 住宅ローンの繰り上げ返済(2009年)

※家計を守る鉄則3カ条(2009.11.17 第7号)より
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  •    教育資金積立 VS 住宅ローンの繰り上げ返済
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≪ご相談内容≫
もうすぐ40歳(Aさん)になりますが、妻と、子供が2人(4歳・2歳) います。 第1子が生まれる前の35歳の時に住宅を35年ローン(3,000万円借入)で 購入しましたが、現在、貯蓄が約300万円ほどできているので、 住宅ローンの繰り上げ返済を考えています。ただ、子供の将来の教育費に ついては何も準備をしていないため、繰り上げ返済はせずにおいておいた 方がいいのかなぁとも思っています。 どうするのがいいのか、アドバイスをお願いします。

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≪FP廣江淳哉から≫
まず、ご検討されている繰り上げ返済の効果から見て行きたいと思います。

仮に繰り上げ返済を行うとしても、その後の貯蓄がゼロとなって しまっては何か急な出費が必要な際に困りますので、300万円全額ではなく、 緊急予備資金として100万円は残して、200万円の繰り上げ返済を今年の 年末にするとしましょう。

今年の年末に200万円の繰り上げ返済(期間短縮型)を行うと、 返済期間は3年短くなり、ご主人が67歳の時までとなります。 また、総返済額も400万円強の減額となります。

繰り上げ返済は早い時期にすればするほどその効果が高いため、 繰り上げ返済をした額の倍以上の総返済額の軽減効果が見込めます。

次に、お子様の教育資金についても考えたいと思います。

やはり最も教育費がかかる時期はお子様が大学生の頃です。 ご主人の年齢で言えば、54歳から60歳ですね。

お子様の予定進学先は私立大学(4年制・文系)ということですので、 文部科学省などのデータなどを参考に試算すると4年間で約700万円の教育資金がかかると思われます。現在、お子様がお二人ですので、 合わせて約1,400万円がご主人が54歳から60歳の時までの6年間で 必要になる ということです。

仮に教育資金をその年の収入から支出するとすれば年平均で200万円以上 の教育支出が必要となることから、家計に大きな影響が出ますので、 ある程度の準備をしておく必要があります。

54歳から60歳の6年間は毎年の収入から100万円を教育費に支出すると しても、残りの800万円はそれまでに準備が必要だと考えます。

ご主人が54歳の時まではあと14年ですが、お子様が中学や高校に 行かれる頃には生活費などの家計支出が現在よりも増加することが予想 されるため、実際はお子様の教育費や生活費があまりかからない 今から10年間で800万円を準備されることをお勧めします。

10年で800万円の貯蓄をしようと思えば、年間80万円で毎月は 約6万5千円の積み立てとなります。 また、繰り上げ返済をしなかった場合は、10年で500万円の貯蓄が 必要であり、年間50万円、毎月は約4万円の積み立てです。

以上のことと、現在のAさんの家計の収入と支出のバランス、 今後の収支予測を拝見させていただいた限りでは、 現時点での繰り上げ返済はあまりお勧めできません。

ただ、住宅ローン返済終了が70歳であることを考えると、 近い将来に繰り上げ返済をされることをお勧めしますので、 まずは毎月4万円以上の貯蓄ができる家計の状態にされるようお願いします。

そして、毎月4万円以上の貯蓄ができるようになった時点で、 その時点での必要貯蓄額を再計算し、余裕があればその額を繰り上げ返済されたら いいのでは ないでしょうか。

※繰り上げ返済の効果は、借入金利やローンの残期間などにより異なります。

繰り上げ返済の効果は借入金融機関などで確認ができますが、教育費などの他の支出とのバランスは専門のFP(ファイナンシャルプランナー)などにご相談ください。

 

住宅取得費&住宅ローンについて, 教育費について

(2009年11月17日更新)